【サンズ流】小学生で「バスケが上手い」の定義を分解する:成長曲線と3つの重要要素
- takahashibasketbal
- 2025年12月25日
- 読了時間: 6分
サンズ代表の高橋です
「バスケが上手い」という抽象的な事を今日は小学生時期に特定して考えたいと思います
先ず小学生期に限らず学生スポーツは2つ上の学年と競技する機会がかなり少ないということや
成長速度により、かなり差がでやすいことは否めません
全学年共通して言える「バスケが上手い」とは
・シュートが安定して入る
・脚力
・ハンドリング
の3つになると考えています
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シュートの前に、考えたい
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最近はワンハンドが主流ですが
サンズに来る子たちは体の使い方を覚える事、を最重要項目にあげていて
走るステップを踏むボールを保持する飛ぶボールを放つ
レイアップだけでもこれだけの分解があるんですね
「何を小難しい事を…」と思いました方!そうなんです
私もレイアップなんて1.2でシュート。と思っていたのですが
実は案外難しいというか、現在の生活環境(公園でのボール使用制限、家の前での遊びの減少、外で子どもたち同士がルールを作って遊ぶ機会の喪失)を考えると、全身を使った遊びによる運動神経回路への刺激が不足しているのが現状です。事実国立市の運動能力体力テストは東京都でも平均以下というデータがあります
話を戻すとレイアップができる、分解して教える、その前に体の使い方を覚えるトレーニングが重要でスキル習得ではない運動神経回路に刺激を与えるトレーニングがやはり重要なんですね
シュートフォーム。教えたくなるのですが、ボールを触るのが楽しい。をゴールにして
好きこそものの上手なれ
を地でいくことが本当に大切なんです
面白いと思ったのがサンズは中学校の体育館も使っているのですが小学生1.2年生も1カ月で届くようになるんです。自分の限界は260cmではなく305cmに設定すると勝手に体の使い方を覚えはじまます
だからそこには大人の罵言罵声、優劣の見える可、なんて事は必要なくて
安心できる環境が最優先になり、体の使い方、ボールの扱いを掴んできたら、いつの間にかシュートが入るようになる
話がそれましたがシュートを教える段階はU8.10は体の使い方がままならないうちはかえって逆効果になったりすると感じています
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「床を蹴る」ことが重要なバスケットボール、脚力がものをいう
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足が速いと似ていて、少し異なるのが「床を蹴る」力です。
これは、1・2歩目の初速、横移動で相手を置き去りにされないこと、急激に止まる動作、高く跳ぶ動作、その全てに通ずるのが脚力です。コートを縦横無尽に駆ける、我武者羅な動きの土台も脚力です。
特にU10までは、パスを繋いだり、スペースをとったり、緩急をつけたりといった戦術的な頭の理解が追いついていないことが多く、脚力(足の速さ)だけでコートを駆け抜け、コーストトゥコーストのレイアップで得点できてしまうという事実もあります。
足が速くて、止まれて、跳べるという能力は、すぐに「速い!ウマイ!」という一つの見え方につながりやすいです。
では、これをどのように鍛えるべきか。U12の時期に筋力負荷に重きをおいたトレーニングは、発育途中の子どもにはあまり推奨されていません。一般的に、効果が最大化しやすいのは、U12では神経系、U15では心肺系、U18では筋力系と言われています。(出典:スポーツ科学における発育期のトレーニングに関する知見)
特に「跳ぶ・止まる・蹴る」といったトレーニングは膝に負荷がかかりやすいため、全くやらないわけではありませんが、子どもの骨は柔らかい骨から固い骨に変化する成長途中でありどうしても不安定な状態です、その為本格的に強化するのは中学生になってからにしております。
そこには身長・体重が劇的に変化していく時期に負荷をかけすぎて怪我に繋がっては基も子もありません
ネットで多くの情報が出ている「足を速くするトレーニング」は、大人は理屈では分かっても子どもは体現が難しく、やはり「頭と身体を繋げてあげる」コーディネーショントレーニングの方が、今は重要視されます。
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個人差がでにくい、ボールの扱い方
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バスケットボールにおけるドリブル、パス、シュート、キャッチ、全てに通ずる「ボールハンドリング」これこそやればやっただけ効果が現れやすいトレーニングと思っています
以前の記事で試合でボールを触る時間はせいぜい60秒、という記事を書いたのですが
その数秒の為に膨大な時間をかけてトレーニングするハンドリング
ドリブルよりも試合ではパスが重要…なのも実際わかるのですがボールを触る楽しさはもちろんボールを扱う全てに通じていて
ミス防止からの安定したプレー、ボールに自信が持てるようになれば冷静にプレーできるようになります。
シュート精度に関しても指先の感覚が磨かれ、ボールの回転が安定し、シュート成功率が上がります。
結果プレーの幅が広がり相手を翻弄するドリブルや、多彩なパス、正確なシュートが可能になりバスケットボールの幅が広がります。
また状況判断力の向上はボールを見ずにハンドリングすることで、周りを見ながらプレーする感覚が身につき、状況判断が速くなります。
等々やはりハンドリングは軽視できません
サンズの練習は全体練習の3分の1はボールを触りますがその殆どをハンドリング基礎、ドリブル基礎、ボールコーディネーションになります
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まとめ
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U12期における「バスケが上手い」の言語化について、以下の3つの要素を基に考察し、私たちの考えをまとめました。
・シュート(体の使い方、体幹)
・脚力(床を蹴る力、体幹)
・ハンドリング(ボールの扱い方)
これらは小学校の6年間だけで全てを「上手い」に繋がるには、個々心身の成長による成長速度のものも大きく
土台となる身体の使い方、神経系の発達は、この小学生期が最も重要なゴールデンエイジにあたると考えます
バスケットボールは習慣のスポーツであり、その基礎となるファンダメンタル(基礎技術)が非常に重要です。
当クラブの指導では、この小学生期を「早くにはじめて、遅くに特化させる」という原則に基づいて捉えています。
・早期(U8・U10)には、シュートフォーム、成長速度によるポジションなどの「特化」ではなく、コーディネーションや多様な動作を通じた体の使い方や神経回路の刺激に重点を置きます。
・特にハンドリングは、やればやっただけ身につき、ボールを触る楽しさと自信を生み出すため、基礎として習慣化させるべき要素です。
この6年間で、遊びやコーディネーションを通じて身体の土台を築き、ハンドリングを通じてボールを扱う習慣を身につけることが、中学生以降の飛躍的なスキル特化に繋がる、と確信しています。
これらは私自身の個人的な意見です
「より、こういった要素は?」といったご意見があれば、私自身の学びに繋がり、より質の高いコーチングに活かすことができますので、建設的なご意見是非お待ちしております。
